暑い夏でも寒い冬でもお酒はおいしいですよね。ダイエット中でも居酒屋での飲食や自宅での一杯を楽しみたい方は多いと思います。
では、ダイエット中の飲酒の際に適した食事はあるのでしょうか。
今回は、飲酒中の食事について食べていいものとダメなものをご紹介します。お酒を飲む場所はコミュニケーションをとれる場所でもありますし、無理せずダイエットをするためにも是非参考にしてください。
■お酒を飲む機会が多い人が太りやすい理由
まずなぜ飲酒中の食事に気を付けなくてはいけないのかをお話ししていきます。
○お酒のカロリーや糖質だけが太る原因ではない
「お酒は高カロリー」という事実を一度は聞いたことがあると思います。実際に、お酒のカロリーは、摂りすぎないようにするのが一番です。しかし、お酒を飲むと太りやすくなってしまうのは、お酒に含まれているカロリーのみが問題というわけではありません。○お酒のアルコールが体を太りやすくする
お酒を飲むと太る、とされている原因は、アルコールと肝臓が大きく関わっています。
お酒を飲んでいるときの肝臓は、私たちが想像しているよりもとても活発に働いています。体の中でアルコールを分解して排出・解毒をする働きは、全て肝臓が担っているからです。しかし、肝臓はご存知の通り、アルコールを分解するのみでなく、他にも、エネルギーを貯蔵・摂取した食事を他の栄養素に変換という働きもしています。
アルコールを摂取している時は、これらのエネルギーの貯蔵・栄養素への変換という仕事にまで肝臓の手が回らなくなります。
その結果、貯蔵も変換もされなかったエネルギーや栄養素が体脂肪になってしまいます。
高いアルコール度数のお酒が好きな方は飲む量を注意しましょう。
○お酒と一緒に摂る食事が体を太りやすくする
また、アルコールには、血糖値の上昇を抑える働きもあります。私たちは通常、血糖値が下がったときに空腹を感じ、食事をとり血糖値が上がると満腹感を感じます。この血糖値の上昇を抑えられてしまった体は、満腹感を感じにくくなり、どんどん食欲が沸いてしまいます。
そのため、お酒を飲んでいるときはいつもよりも揚げ物などのおつまみを食べる量が増えがちです。時には、締めにお茶漬けやラーメンを食べてしまうのはアルコールの作用が原因だったのです。
カロリーや糖質を含んだお酒と通常よりも多い食事、2つを合わせると総エネルギー数が多すぎてしまいがちです。
これらが理由でお酒は太る、とされています。
■お酒の選び方と飲み方のポイント
ダイエット中でもお酒を飲みながら食事を楽しむのはストレス発散にも良いことです。そのような機会があるときは、カロリーや糖質量が低く、アルコール度数が高くないお酒と糖質が低い食事をとる工夫をすれば大丈夫です。
まずは、ダイエット中におすすめのお酒をご紹介します。
ワイン:ワインの糖質は、1グラム程度とビールよりも低いです。また、アルコール度数に関しても低いものでは6%のものもあり、少しずつアルコール度数の低いものを選んで飲むのであればおすすめです。
ウイスキー 焼酎:ウイスキーや焼酎は糖質がほぼ0グラムとされています。しかしアルコールに関してはかなりの高数値ですので、肝臓への負担は大きいです。
ビール:乾杯の際に飲む機会が多いビールですが、アルコールは5%程度・糖質も3グラム程度なので乾杯の際に飲む分には問題ないです。出来れば、糖質0のものを選ぶとより良いでしょう。また、ビールとおつまみをセットで食べるのが好き、という方は食べる量が増えてしまうので1杯のみで辞めておきましょう。
果実系のカクテルや梅酒:飲みやすくアルコールも低いですが、糖質が平均10グラム弱程度含まれているので注意が必要です。カクテルや梅酒に関しては、アルコール度数と糖質がほぼ反比例しているので飲む前にどれくらい飲むかを決めておくことをおすすめします。
■飲酒する際食べていいものとダメなもの
おすすめのおつまみは、ナッツやお豆腐、またチーズが使用されているものです。これらには、肝臓を回復させるのに役立つタンパク質が多く含まれている上に糖質は少ないものが多いからです。
また、お酒を飲む前に海鮮サラダや温野菜などビタミンやミネラルが含まれているものを食べましょう。空腹の状態で糖質が多いお酒を飲むと、血糖値が急激に上昇してしまい肥満につながってしまいます。
しっかりと食事を摂る際は、ササミなどの鶏肉と体を冷やさない温野菜、刺身をメインに取りましょう。
ポテトサラダは、野菜が含まれていますし、居酒屋での定番おつまみですが、じゃがいもやマヨネーズが多く使用されているため、控えましょう。また、定番のフライドポテトや唐揚げなどの揚げ物も控えると良いです。
締めのラーメンやお茶漬けなども糖質が多いので控えましょう。
■まとめ
今回は、飲酒中の食事について食べていいものとダメなものをご紹介しました。また、お酒を飲むと太ると言われている理由が、一緒に食べるものに大きく影響されていることについてもお話ししました。
糖質をおおく含み出来る限り避けて、おすすめの食べ物とお酒を楽しんでください。